関西百名山

諭鶴羽山


諭鶴羽山・山頂にて
先発(運転)3人組
 報告者   :  後藤正道 
 山  名 兵庫県淡路島・諭鶴羽山  山行名 例会
 ルート 1日目
新田辺ー八幡東IC−名神・中国・神戸淡路鳴門自動車道ー洲本IC−灘黒岩登山口ー諭鶴羽神社ー諭鶴羽山ー諭鶴羽ダムー高田屋嘉兵衛公園ー山口造園(泊)

2日目
山口造園ーパルシェ香の館ー花さじきー津名IC−神戸淡路鳴門自動車道ー鳴門北IC−徳島「びんぴ屋」−(昼食)−淡路公園「夢舞台」ーたこせんべいの里ー名神ー八幡東IC−京田辺
 山行日  平成23年6月21日ー22日  天候 6月21日 : 曇り
6月22日 : 曇り後晴れ
 参加者  CL :  佐坂茂美   SL : 後藤正道

男性 : 岡部、 片山、 薗上、 津田、 西川、 山口、 堀(一般)
女性 : 山田、 徳田、 頼

合計 : 12名  
 ルート概略図とコースタイム
 
 山行報告

北川さんから借用の車(8)と佐坂さんの車(4)の計12名で新田辺6:00の定刻に出発。八幡東IC→名神→中国→神戸淡路鳴門自動車道→洲本ICへと乗継ぎ、平日の高速ドライブはスムーズで快適そのものです。

昨日までの雨模様もなんのその今日は何とかなりそうな天気で、皆さん気分も上昇傾向です。お世話の山口さんもホッと一息つかれたものと思っています。

小雨模様の灘黒岩の登山口に到着、いざ出発すると登山道は閉鎖で入口柵に鍵がかかり入山不能で、急遽、灘黒岩の村落バス停まで車で移動し、10:50am村内の川沿いの村道から、諭鶴羽神社表参道ルートへ入山。

      
                        灘黒岩登山道口  いざ出発
     
     

 雨はなんとか降らないで持ちそうであるが、湿度が高くて蒸し暑さは格別である。

以前に参加された頼さんのルートの記憶がすばらしく、地図いらずで、諭鶴羽神社の表参道の山路へ入る。

 山路はしっかりした道であるが落ち葉が堆積したザレた道は歩きにくい。

車組は先に下山予定地に車を回送し、そこから下山予定ルートを逆に登って徒歩組と合流する計画であるが、徒歩組がまだ頂上へ半分の地点で、車組から我々はすでに頂上いて昼食を取っているとの連絡あり。

 登山口から1時間20分で諭鶴羽神社に到着すると、どこかで見かけた京都ナンバーの2台の車が駐車場に止まっていた。

その駐車場では大勢の小学生が昼食中で、我々もここで昼食を取り車組が待つ山頂へ、曇り空ながら何とか展望も楽しめ集合写真を撮り、13:00pm諭鶴羽ダムへ向けて裏参道を徒歩で下山。

車組とはまたまた別行動で諭鶴羽ダムに車を回送。14:00pm全員が合流する。

 ここからは、まずは温泉で汗を流して、高田屋嘉兵記念館に立ち寄り、今夜の宿とバーベキューの宴が待っている山口造園へ全員無事17:00pmに到着。と同時に竹炭の火おこし開始。食材は山田屋での調達や佐坂農園から持参の素材が多すぎて食べきれません。宴は延々と続き持参のビールと焼酎はペロリと飲み干しました。

 翌日は8:00am朝食→淡路花ざしき→徳島「びんび家」の活魚料理で昼食→県立淡路公園「夢舞台」→たこせんべいの里を見学し、全員何事もなく17:00pm新田辺に帰着することができました。

通過してしまうことが多かった淡路島ですが、こんなに淡路島を楽しみ堪能できたことは初めてです。

 お世話になりました山口さん並びに運転をお願いしました岡部さん・佐坂さん大変お疲れのことと存じます。

 ご参加いただきました皆さん、無事何事もなく長旅を終えることができました。有難うございました。 
 感想文
 淡路島登山と花めぐり、そしてグルメの旅
 片山弘志
 

梅雨の時季とはいえ今週も雨の毎日、明日からの淡路島諭鶴羽山例会もどうやら中止かなと思っていた矢先、担当の山口さんから“予定通り決行します”とのメール。参加人数も12名と減ったためCLの佐坂さんSLの後藤さんの3人で協議のうえマイクロバスを諦め、自家用車2台での決行となったようである。ま、晴れ男といわれる山口さんがいるので何とかなるでしょう。と準備を整え床についた。夜半雷の音で目が覚める、外は土砂降りの雨・・・。

 携帯の天気予報で雨雲レーダーを見ると大阪、京都に大きな雨雲が通過中、兵庫以西は雨雲はかかっていないこれだったら大丈夫だ。

翌朝家を出る頃には雨はすっかり止んでいた。さすが晴れ男の神通力!

 

北川さん提供のジャンボ車を岡部さんが運転。佐坂さんは自分のマイカーにそれぞれが分乗して出発。

淡路島の玄関口“オアシス”は早朝のためまだ閉まったまま。オアシスの施設の“花の谷”を1時間余り散策する。丁度見頃のアジサイが見事だった。途中コーヒーを頂きながら今日と明日の行動の打合せをする。オアシスの裏山にこんな庭園があるとは知らなかった。

 

10時半、灘の黒岩水仙郷に到着。車運転隊と山口さんの3人は下山予定の諭鶴羽ダムへ車を回すためここで別れ、10時50分我々9名はSLの後藤さんを先頭に灘の水仙郷から諭鶴羽山を目ざした。時折パラパラと小雨が降るが大したことはない。やがて樹林帯にはいり勾配もきつくなった。雨のあとの湿気がきつく大粒の汗が流れる。途中地蔵さんの形をした石の道標が残り何丁かを知らせてくれてホットする。

 

 あと山頂まで5丁位のところで先頭の後藤SLが少し体調を崩したので休憩に入ったところ車運転隊から電話が入った。諭鶴羽山の山頂に着いたとのこと。早っ!諭鶴羽ダムから登っても1時間はかかる。ものすごい健脚。あっけにとられて我々も先を急ぐ。後藤SLの荷物を分担しようやく諭鶴羽神社に到着。12時10分だった。神社境内では小学生のグループでにぎやか。山頂まではあと15分位だが皆シャリばて気味なのでここで昼食とする。

弁当を食べながらふと見ると駐車場があり、見覚えのある2台の車が駐車中。そうゆうことかと皆納得。食事を終え諭鶴羽山山頂へ。ここで全員揃って記念撮影。ご苦労様でした。

再び車運転隊と別れ諭鶴羽ダムへと下山する。

 

 下山後は温泉施設でゆっくりと汗を流し、ほっとする。温泉につかると肌がすべすべして気持ちが良い。温泉を出て淡路島西海岸にある高田屋嘉兵衛記念館に寄りウエルネスパーク五色の公園を散策。高田屋嘉兵衛は淡路出身の海運業者、北前船交易で活躍し蝦夷択捉航路を開き後の日露間の武力紛争を解決したとして偉業を讃えられ、ここの一帯が記念公園として大切に守られている。

 

このあと山口さんの古里に直行し、兄さんの経営するログハウスで、お世話になりました。

早速、家族の方が用意して下さったバーベキュー器具を使って夕食の準備。前日買い出しで調達された新鮮な野菜や沢山の焼き肉で豪華な夕食だ。ビールがうまい。

大きなログハウス並みの作りの住宅はどっしりとして豪華。この中の各部屋は10畳から20畳はありそうな広さで、基本はシングルベッドと木製タンス。ツインベッド、畳敷きの部屋もあった。

12時過ぎまで飲んでいたのでベッドに入ったら朝までそのままバタンキューでした。

翌朝は出発前に家の廻りで破竹のタケノコ堀、枇杷の収穫、タマネギなど頂きました。

 

2日目は淡路島北端部にある“淡路花ざしき”を楽しんだ。バーベナやサルビアなどの花が満開期で迎えてくれました。それにしても広大な公園全体が北海道の美瑛の丘を彷彿とさせるレイアウトで感激でした。今まで四国への通過地としてこの島を見ていたのが大間違い。島全体が花めぐり、旅グルメで立派に旅行客を引きつけていることでしょう。

このあと高速道路に入り再び南下、鳴門大橋を渡り徳島の“びんび家”で昼食。さすが全国区となった鮮魚料理屋だけあって満員の人だかり。それでも席は沢山あり10分もまてば席を作ってくれた。刺身定食を注文したが大きな天ぷら盛も付いてきて満腹満足でした。

あとは高速に乗って帰るだけと思いきや、再度再度北部の“県立淡路島公園・夢舞台”を見学。ここは裏山の勾配をうまく利用した近代的な施設である。安藤忠雄氏の設計によるおなじみのコンクリート打ちっ放しの建物と水を融合させた建築はいつまで見ても飽きない。

 

お土産タイムでは道の駅やたこせんべいの里にも寄り、沢山の荷物が出来ました。

ようやく高速道路にはいり一路新田辺へ。夕方明るい内に帰れました。

 

昨日と今日天気は時を追って良くなり2日目は快晴でした。晴れ男の面目躍如と色々お世話して頂いた山口さん、また2日間とも運転で御苦労を願った佐坂さん岡部さん、会計でお世話になった徳田幸子さん 本当にありがとうございました。

また宿を提供して頂いた山口家の方々に厚く御礼を申し上げます。

特に車運転の方々は、満足な登山も出来ず申しわけありませんでした。